やっと、やっと、安心して産休がとれる!
digital.asahi.com(会員記事)
地方議会の女性議員が出産する際、労働基準法の規定と同じ産前6週、産後8週の産休が権利として保障されることになった。素直にうれしい、よかった、ホッとした。議員は選挙で選ばれる職業なので、出産じゃなくても本当に休みづらい。
けれど、人生の中で何回もない経験を大事にしてほしい。溢れる愛情、幸福感をかみしめて、生命の誕生を全身で受け止めてほしい。母親としての時間を満喫してほしい、とこれからの女性議員にエールを贈りたい。
このたびの改正前、3年くらい前だったか、各自治体に出産規定を見直すよう通知が届いた。以前は、議会のルールを定める標準会議規則では、出産も入院も同列扱いの「欠席」だったのが、「出産の休みは病気とは違います」と扱いが変わり、その内容について議論が展開された。
その際、私は、自分の経験からこのような意見を述べた。
「自己判断で休むというのは休みづらい。無理をしてしまうことも十分考えられる。1期目ならなおのこと、空気を読んで自分から休みたいと言いずらい。臨月が定例議会に重なったら、無理をしてでも出席してしまう。それは、産前も産後も同じ。休みなさいと産休期間を定めた方が、本人も気を楽にして休める。産休期間は明記したい。」
……同性の議員でも共感してもらえなかったが、いい意見もあった。
・奥さんが出産するケースの男性議員はどうする?
・社会の中には介護休暇もある。白井市議会は出産よりも介護の方が身近な問題だよね?
しかし、議論はマイナー思考へ偏りだし、
・議員は長期で休んでも報酬を返納することはできない。それで、休む期間だけ決めていいものか?
・休みは自己判断、自己申告でいいのでは?
・結局、選挙で付託を受けるのだから、休むことを拡大して盛り込む必要なし。
・妊娠も出産も色んなケースがある、休みが長く必要な場合もあれば、短くてもいい場合もある。期間の定めは必要か?
・出産規定だけ盛り込んで、期間は自己判断で提出すればいい。
こんな感じの流れで、標準的な改正に留まった。
浦安市と並び「千葉県で一番女性議員の多い議会」としては残念な中身だと、がっかりしたことを忘れない。
それも今日で終わり。
ジェンダー指数が先進国最下位の日本、これ以上悪くなることはないだろうと信じてる。未来は明るい。女性が生きやすい社会にするためには、もっともっと議員の仕事を素敵にする必要がある。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も 明日も HappySmile😊